食事の管理は大きな単位で
1食で体は変わらない
ダイエットや健康管理を行う上で食事管理は必須です。
ですが、1食頑張っただけでは体は変化しません。これは悪い方向もそうで、よほどの環境下でない限り1食の影響で太ることも病気になることもありません。
では何食なら変化するの?となると思いますが明確な基準はありません。しかし、1つの考え方を今回はご紹介したいと思います。
食事の管理方法
1週間単位で考えてみる
私は1日の食事回数を基本的に3回(朝・昼・夜)は摂る方がいいと考えています。
1週間の食事回数は、1日3食摂った場合、3食×7日で21食です。
目的を達成したい場合、この21食中どれだけ自分の目的にあった食事ができているかという事を考える必要があります。
また目的をどの程度の期間で達成したいかというところも考えなければいけません。
21食全てが自分の目的に適した食事ができていれば目標達成は非常に簡単です。
ただこの場合「適していると思っている食事」と「目的に適した食事」が一致している必要がります。
(焼肉がダイエットに適していると思っていても、実際には目的に適しているとは言えません。これでは結果が出ないので内容、考えの精査が必要になります。)
目的を達成したい場合、少なくとも21食の半数以上は目的に適した食事が必要になります。
目的に適さない食事とは
目的に適さない食事には様々な種類があります。
・忙しい、面倒で食べない、もしくは手軽な食事
(菓子パンだけ、おにぎりだけ・・・など)
・好きな食事(食べたいという欲求で食べる食事)
・口寂しくて食べる食事
・お腹いっぱいになりたい食事
・旅行先などの特殊な食事
・家族など、自分以外の人に合わせる食事
など
これらの食事自体は決して悪い食事とは思いません。(抜く以外)
しかし、これらの食事の割合が増えすぎると目的が達成できないばかりか健康管理においてもマイナスになると思います。
太る・痩せない・疲れる・ストレスが溜まる・体力がない・病気になる。。。
ただし、食べないという行為以外に関しては自然と目的や健康に適した食事になっている人もいます。
こういった場合を除いて、目的達成の為には上記の食事の割合を減らす必要があります。
目的に適した食事とは
目的に適した食事はどんな目的であれ
「カロリーと栄養がある程度計算された食事」
となります。
健康を目的におく場合は多少のズレは問題ありません。
ダイエットが目的の場合はカロリーをしっかり考えた上で必要な栄養が不足しないようにしなければいけません。
やや特殊ですが、筋肉を増やしたい、体重を増やしたい場合は必要な栄養素を確保したうえでカロリーを上乗せする必要がります。
つまりどんな目的であれ、目的に適した食事とは、必要な栄養を確保したうえでカロリーを考えた食事となります。
この食事の割合が先ほどの「適さない食事」よりも多くなればなるほど、目的の達成率、達成スピードは上がります。
自分でコントロールできるところから変えていく
2パターンの食事の割合をどう変えていくかが目的達成のうえで非常に重要になります。
先ず考えなければいけないのは変えにくい食事は後回しにするという事です。
夜の家族との食事であったり、旅行先での楽しむ食事などこういった食事に手を加える前に、先ずは自分でコントロールしやすいところから良くしていく方が管理は楽です。
例えば、21食中、毎朝食事を抜いている方であれば、朝食に栄養を摂るところが先ず必要です。
プロテインとご飯だけ、ヨーグルトとフルーツだけでも、摂ることで「目的に適した食事」に近づきます。
お昼ご飯をコンビニや外食で好きなものを選んでいるのであれば、目的の為に必要な食事を選ぶようにしたり、栄養を考えて自炊してもいいと思います。
朝と昼(特に平日)の食事を改善できれば、朝の7食+昼の5食で12食は「目的に適した食事」に変えることができます。
この状態であれば夜や、休日に多少食べ過ぎたり、好きなものを食べても大きく目的からズレることはないと思います。(夜や休日に異常なまでのカロリーオーバーなどがあれば別ですが・・・)
21食中12食(57%)の状態なので健康維持には良くても、ダイエットなどの場合はもう少し改善する食事を増やす必要性があります。(ペースにもよります)
平日の夜の3食は量をコントロールしたり、内容に気を付ける。これだけでも71%まで割合が増えるので目的の達成に大きく近づきます。
割合を増やして内容を見直す
適した食事の割合を増やしていけた後は、内容の見直しが必要です。
適していると思っている内容が理にかなっているかどうか、割合が減っているとはいえ、好きなものを「チートデイ」などと呼んで好き放題食べていないかどうか。
いくら割合が改善しても各内容が伴っていなければ思うような効果はでません。
割合を増やして結果が出ている場合はそのまま。
結果が思うように出ていない場合は、内容を見直す必要があります。
楽で簡単な方法はないということ
健康や体型の維持、向上は決して楽してできるものではありません。
最低でも週に1回以上の運動、そして日常的な食事管理が必要となります。
簡単だと思える方法には必ずといって落とし穴があります。
最初は難しいと思うかもしれませんが、少しづづでいいので自分に合った運動や食事内容を考えてみましょう。
慣れてしまえば、思っているよりは効率よく理想的な体が手に入るかもしれません。
21食というのは一つの基準です。例えば1週間旅行で好きなものを食べたいと思うのであれば前後の週でコントロールしても問題はありません。
月間でも、年間でも基本的な考え方は同じです。
この夏から体調、体型管理スタートしてみませんか?
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